スウェット
メゾン マルジェラはMartin Margiela(マルタン マルジェラ)本人が在籍していた時期は匿名性の高い表現をすることで作った服の魅力をストレートに表現していました。ロゴの無いブランドタグ、デザイナー本人の顔を出さない、コレクションのランウェイには一般人モデルを起用して目隠しをさせるなど、プロダクトに対する情報以外は全て排除するようなプロモーションを取っていました。 また、マルジェラのデザインの大きな特徴でもある脱構築(デコンストラクション) これは今までのイメージから、全く違う新たなイメージの構築を試みる哲学の思考方法です。 なんだか難しいような気がしますが、日本の作業労働用のである足袋からデザインされたタビシューズは分かりやすい例かなと思います。 カレンダータグと呼ばれる数字と○だけでブランド名の無いタグもマルジェラのブランドネームではなく服から価値を感じてほしいというマルジェラの想いが反映されています。 デビューしてからすぐファッション関係者達からの評価が高くずっとコアなファンが付いていました。 他にも多くのファッション好きなアーティストや有名人・芸能人の方普段着で着用していることが多かったことから、他の有名ラグジュアリーブランドとは一線を画す存在でした。 それからジョン・ガリアーノがクリエイティブ・ディレクターに就いてからは、マルジェラらしさを残しつつラグジュアリーな方向へ昇華することで人気も知名度も一躍トップブランドとなりました。